マインド・ゲーム出演:今田耕司 /山本精一 /藤井隆 /島木譲二 /山口智充 /坂田利夫 /渡辺信一郎 /中條健一 /前田沙耶香
レントラックジャパン
発売日 2004-12-22
ロビン西による原作コミックを、『アニマトリックス』などで知られるSTUDIO4℃の制作でアニメ化。監督は、劇場版『クレヨンしんちゃん』などでその独特のセンスをアピールし、OVA『ねこぢる草』なども手がけた湯浅政明。初恋の人・みょんちゃんと偶然再会した主人公・西は、その夜一度死ぬが甦り、やがてみょんやその姉・ヤンとともにクジラの腹の中で暮らす羽目に…。
破天荒なストーリー、ダイナミックで密度の濃い動き、奔放な色彩や画面効果、目まぐるしく編集された映像、そして炸裂する関西弁。すべての要素が奇跡的と言えるほどに絡み合って、「生への執着」が圧倒的な迫力で描かれる傑作。感傷、挫折、希望、諦念、そして愛。人生のすべての要素をぎゅっと凝縮したかのような2時間弱は、人が死ぬときに思い起こすという“走馬燈”ってこういうモノじゃなかろうかと思わせる。今田耕司、藤井隆ら、吉本興業所属タレントを中心とした声の出演陣もさすがの芸達者ぶり。(安川正吾)
いやはや 2006-06-05
見終わった後につま先からせりあがってくる深いものを感じることができた。
大筋では簡単な脱出物語(行って帰ってくる)であるが、最後には何重にも物語が交錯する構造には、ただただ感心するほかなかった。
疾走感に重点を置きながら、時折(しかもリズムよく)入ってくるシーンのセンスのよさ、魅せたい場面が決して同じ方法での繰り返しでない多様さ、音楽と映像の相乗効果など、見所はいろいろある。
これだけ雑多であるにもかかわらず、一つの作品としての統一感を失っていない、失うことなくまとめることができた製作者の才能に感動した。
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